複雑経歴の人生

複雑経歴の30代女です。人生と経歴について言いたいこと書くだけ。

なぜ人は子供を欲しがるのか

子供を欲しいと思う人は、すごいなぁと思う。

 

私の場合、私の遺伝子を受け継いでも生まれた瞬間罰ゲームだ。(しかも経済的にも。)

だから私は子供はいらなかった。

私のように自己肯定感が低い人はそう思うのではないだろうか。

何にも無い空っぽの自分の遺伝子なんて…。

だから、子供が欲しいだなんて気持ちがあること自体、純粋にすごいなぁと思う。

 

その反面、子供を授かって、「普通の人」になりたい気持ちもあった。

それは憧れだったし、普通の人を諦めきれない証だった。

 

長く付き合っている彼と、気付けば授かっていた。

 

当時は私は転職したばかり、彼は安月給なのもあって

両家の親や彼の弟に反対された。(唯一、私の父だけは反対しなかったけど)

 

1番身近な身内に出産反対される。

悲しかった。

たとえ子供いらないと思っていても、悲しかった。

私は普通の人間にはなれないんだと証明されたみたいだった。

私には誰も喜ばせることができない。

私の子も、身近な人から歓迎されない。。

新しい命が、どうしてこんなに祝福されないの。

 

今でもその経験はトラウマだ。

 

結局、最後の最後まで迷った挙げ句、反対を押し切り産む選択をした。

そこに命があったから。ただその理由が勝った。

ただ、もう二度と産まないしもう二度と妊娠もしない決意をした。

 

今となっては、産むか堕胎か、どちらの選択が正解かはわからない。

産んで2年経つ今ですら、たまに後悔を感じる。経済面含め色々な理由で。

 

でも、あの時堕胎を選択していても、きっと後悔していたと思うし、二度と妊娠しない決意をしたと思う。

 

 

哀しいよね、人はみんな、結局は人を経済力で判断するんだよね。

 

彼の弟は彼より収入が高く、彼の弟はエリートだ(奥さんも)。

私が妊娠した2年後、弟夫婦が子を授かった。

みんな祝福ムード。

 

私が受けた反対の嵐はなんだったのか。

収入の差だよね、結局。

 

新しい命は、収入によって周りの待遇が違う。

命の重さは、平等じゃない。

 

産んでも後悔ばかりだ。

 

なんで現実はこんなにも、私に重くのしかかるの?

 

私だって今までの人生、毒母の呪縛もあって大変だったんだよ

それなのに、こんな仕打ちは酷いよ。

もうこんな大変な人生は終わりにしたいよ…。

 

フルタイムの仕事と家事育児に追われ、自分に使えるお金も時間もない。

土日はワンオペ育児だし。

たくさん働いてるのに、派遣だから安月給。

気が遠くなりそうだ。

 

私が頑張ったところで、何が変わるんだろう。

無駄だとしか思えない。

あるのは虚無感だけ…